研修医暮らし

研修医2年目です。

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さん付け
研修医一年目の頃、いっちゃんは僕を「鍛冶屋君」と"君"付けで呼んでいた。

それがいつからか「鍛冶屋さん」と"さん"付けになっていた。


「前は"君"付けで呼んでたのに、何で最近"さん"付けなの?」


思い切っていっちゃんに聞いてみた。


「みんな"さん"付けで呼んでるし」

「そりゃ皆にとってみれば最初僕は先輩だったから……」



僕は大学時代、3年留年しているので、同じ大学出身の人は僕のことを"さん"付けで呼ぶ。

一時期とはいえ、僕が先輩であった時期があるわけだからその名残というわけだ。


「でも、いっちゃんの先輩だったことはないでしょ」


いっちゃんは他大学出身なので関係のない話だ。


「そこは空気を読んで」

「どんな空気だよ。"さん"付けだとなんかよそよそしい感じがするよ」

「うん。みんな鍛冶屋さんによそよそしいから、空気を読んで私もよそよそしくしようと思って」



ああ、なるほど。そういう空気……。

って、ちょっと! みんな僕によそよそしいって、ひどいよ!


……確かになんか馴染めてない気はしてたけど。
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テーマ:今日、こんな会話をした - ジャンル:日記

  1. 2009/04/07(火) 01:30:28|
  2. 同僚
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危なかったですね
あれは研修医1年目の初夏。

医者になって2ヶ月ちょいでまだ採血もろくにできないような頃だった。

それなのになぜか看護学生一年の集団検診の採血をすることになった。

男の看護学生が増えてきているとはいえ、まだまだ女性の方がはるかに多い。

今ならもう少し楽しんでできる仕事も、当時は冷や汗をかきながら必死だった。


で、その次の日。

指導医の先生に真顔でこんな風なことを言われた。


「昨日の採血危なかったですねー」


その言葉に少しひやりとする。

採血に自信がなかっただけに「何か間違ってたのか?」と不安になった。


「採血の時、少し前屈みになるでしょ?」


まぁ、採血をする腕を机の上に置いてもらうとみんな自然と前屈みになってる。


「この頃暖かくなって、みんな薄着だったから……」

「??」


何の話だか全くわからない。


「胸が……」


あっ。

確かに薄着で前屈みになると、服がたゆんで中が……。


って、危ないというのは、見えそうで危ないということ?!

内心、かなり焦っていたのに!!


でも……。
 
もし、今度そういう機会があったら、血管を探すふりをしながら少しだけ視線を胸の方に……。

テーマ:今日、こんな会話をした - ジャンル:日記

  1. 2009/02/20(金) 00:08:35|
  2. 上級医
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海外旅行
 ちょっと変わり者の同僚は、いっちゃん、N女史の他にもいる。

 一年前、夏休みシーズンに一緒に同じ科を回っていた同僚の話。


 とてもマイペースなので、このブログでは勝手に『マペ子』と呼ぶことにする。

 とりあえず、僕のネーミングセンスは置いておいて話を続ける。


 で、そのマペ子さんと仕事の合間、カンファレンスルームで休憩をしていた。

 マペ子さんは一週間後に夏休みに入るため、ネットで旅行会社のサイトを見ている。


「妹と『海外旅行に行こう』って約束してんねん」

「どこに行くの?」

「どこがいいかなぁ。どこかいいとこない?」

「うーん。僕は海外旅行なんて、修学旅行の韓国しか経験ないからなぁ」



 なんて会話を交わしながら、マペ子さんは次々とサイトを巡っていく。

 さすがに夏休みシーズンだけあって、安くて良さそうな所は全て予約が一杯だった。


「国内旅行にしようかな」


 あれ、ちょっとテンションが下がったな。

 ここまでで15分程。


「ちょっと妹に電話してみる」

「うん」



 電話をすること2、3分。


「国内旅行にすることになった」

「あ、妹さんもあっさり納得したんだ……」



 しばらく、サイトを見ながら……


「旅行はやめようかなぁ」

「あれ、なんで?」

「なんか面倒くさくなってきた」



 普通は計画を立ててる時が一番楽しいとか言うけども……。

 今で23分。


「映画を見に行くことにしようかな」


 それは別に夏休みでなくても……

 と、心の中で突っ込む。

 もう旅行をするというテンションではなくなっているらしい。

 すでに、公開中の映画をネットで探し始めている。

 海外旅行にいく、といってからわずか27分程。


 そして、それすら面倒になったのか驚愕の一言をつぶやいた。


「そういやTSUTAYAがDVD半額セールってしてたなぁ」

「確かにやってるけど……まさか……」

「今年の夏休みはDVD見ることにしよ」



 結局、海外旅行がDVD鑑賞に変わるまでわずか30分ちょいだった。

 ジェームズ・クラベルの『23分間の奇跡』並だ。

 果たして妹さんはそれで納得するのだろうか?


 それから数日が経ち、マペ子さんは夏休みを終えて職場に戻ってきた。


「夏休みどうだった? DVD見た?」

「ううん。DVD見てない。結局、家でごろごろしてた」

「あ、そうなんだ……」



 マペ子さんは言い訳をするように言葉をつなげる。


「でも、親孝行もしたよ」

「なになに?」

「親、妹と一緒に買い物にいって、親に服をプレゼントした」



 ということは、その買い物に行った日以外はずっとごろごろしてたんだね……。

 親孝行は素晴らしいけど、海外旅行との落差が激しすぎる……。


 まぁ、僕もその年の夏休みに何をしたかと聞かれたら「彼女と買い物に行った」位しか言うことがないから、人のことはとやかくいえないんだけど。

テーマ:今日、こんな会話をした - ジャンル:日記

  1. 2009/02/07(土) 10:37:54|
  2. 同僚
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知り合い以上友達未満
N女史の彼氏についての話をしている時のこと。


「彼氏になんて呼ばれてるの?」

「N子って、呼ばれてる」

「じゃぁ、僕も同じように下の名前で呼んでいい?」

「いいわけあるか! 何が『じゃぁ』なんよ!」

「そうか」



という話の流れがあって、同じことをいっちゃんに尋ねてみた。


「じゃぁ、いっちゃんを下の名前で呼んでいい?」

「いや」



 嫌がる様子が面白いので、いやと言われながらもあえて下の名前で呼んでみる。 


「そんなに嫌がらないでよ、いつこ」


 いっちゃんの反応は早かった。


「やめてよ!」


 半ば絶叫をするように訴える。


「友達にも、そんな呼び方する人いないのに!」


 友達『にも』って……。

 いっちゃんにとって、僕は友達未満の存在だったんだ……。

嫌がるいっちゃん

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  1. 2009/02/05(木) 23:40:12|
  2. 同僚
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何語?
天然のいっちゃんはときどき不思議なことを言う。

逆か。

ぼけているわけでもなくときどき不思議なことをいうから天然なんだ。


その日、仕事が終わった後、何人かで晩ご飯を食べに行こうという話になった。


「どこがいい?」

「あそこはどうかな?」



と、某有名チェーン店の名前を挙げつつ相談していた。

有名チェーン店だけあって、車ですぐ行ける範囲にその店は二軒あった。

フリーダムという店の近くに一軒と、駅前に一軒と、だ。


そして、一人が問うた。


「どっちの店? 駅前の方? フリーダムの方?」


いっちゃんは他大学から来たので、この辺りの地理に疎い。

『駅前の方』はともかく『フリーダムの方』という言葉の意味がわからなかったんだと思う。

当然、フリーダムが何かは知らないだろう。

でも、話の流れから、お店の名前か何かかなと言うくらいは想像がつくと思う。

次は当然「『フリーダムの方』はどこにあるの?」という辺りが妥当な質問だろう。

しかし、いっちゃんの気になるところはそこではなかったらしい。


「フリーダムって……英語?」


確かに英語ですけど!

いっちゃんふりーだむ

テーマ:今日、こんな会話をした - ジャンル:日記

  1. 2009/01/31(土) 08:17:24|
  2. 同僚
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